さごたに通信

2015年12月18日 06:43:30 カテゴリ: 未分類

すでに一昨日のハナシになりますが・・・

7年前に、わが草庵の貴賓室の屋根に自作した「もくせい天文台」が、わずか7年間でボロボロに朽ちてしまって、そこに設置した望遠鏡本体( Mizar 150SS )をいつか降ろしてあげなければ・・・と何年間もずっと気に懸かってたのですが、おとといのこと、意を決してようやく降ろしました。実は「もくせい」は「木星」と「木製」の掛け言葉でして・・・。

ボロボロに朽ちた「天文台」と、其の上に健気に踏ん張っていた望遠鏡本体(写真ではわかりにくいですが)

ボロボロに朽ちた「天文台」と、其の上に健気に踏ん張っていた望遠鏡本体(写真ではわかりにくいですが)

望遠鏡本体も架台三脚もひどい惨状で、望遠鏡としては、もはやとても使えまい・・と半ばあきらめていたのですが、長時間かけて丁寧に降ろして、地上に設置しますと・・・なんとちゃんと見えました!

7年半ぶりに地上に下ろされて、見事に復活したミザール君

7年半ぶりに地上に下ろされて、見事に復活したミザール君

早速、今とても美しい三日月と、それから明け方になってからは、今話題の金星をしっかりと捉えることができました。もっとも、わが国の金星探査衛星「あかつき」は全く見えませんでしたが・・・(笑)

しかし・・・詳しい方は既にお気づきのようにMizar 150SSと言えば、チョーのつく入門機種、いわばオモチャであり値段もせいぜに3万円台、モードラも、カメラユニットさえもついておりません。先ではお金を貯めてせめて200mmの本格的なのを購入して(自動追尾装置付で100万円くらい)、しかるべきに仮説の天文台を・・・と、ヒソカに計画しております。問題は、ずばり資金です。

2015年12月14日 06:24:05 カテゴリ: 未分類

我が敬愛してやまない若き友人であり、アマチュア映画製作者(脚本?、カントク、撮影、その他もろもろ)の吉松幸四郎監督の制作された映画を拝見するのは、今回の「世界樹の見る夢」で3本目です。
一本目は、最初だったためにキョーレツな印象をもった「夏のネコ」、2本目の題名がどうしても思い出せないのですが、老人と少女の淡い交流を描いた作品、そして3作目が昨夜の「世界樹・・・」というわけです。

上映後、恒例の「そのときに会場に来ている出演者」たちによる舞台挨拶。左端が吉松監督

上映後、恒例の「そのときに会場に来ている出演者」たちによる舞台挨拶。左端でマイク持ってるのが吉松監督。

一応、3作鑑賞させていた段階で、ここいらでちょいと「論評」らしきモノを・・・という次第です。
私が拝見した3作に限定して申しますと、後の作品になるにつれて次第にセリフが増えて、特に今回の「世界樹」では、ナレーションの部分がこれまでとは比較にならぬほど長かったです。

でも、その長い(時間的な割合として)ナレーションの内容といいますと、これは「そのコトバの意味を考えようと試みる対象ではない」ことが、すぐにわかります。

たぶん、カントクは意図的に「うん、何か意味あることを語ってるらしいぞ」、といったん鑑賞者の耳をひきつけておいた後で、すぐに「う~ん、意味がよくわからんぞ・・・なんだか高尚なこと言いたいんだろうなぁ~」と、なおもまじめに考えようとする、強いて名づければ「マジメにいちゃん」Gと、「あ、これは、意味を考えるトカじゃなくてぇ、ポエム的にその「流れと音」を楽しめばええんよぉ~」と、ワリニ早めにナットクする、いわば「ナットク少女」Gの大きく二つのグループにスプリットするのを、ヒソカに楽しんでるんだな・・・と、その両者に属している(と、自分勝手に思っている)この私(しげさん)には印象されました。
映像の内容としては、わりにありきたりの「殺人事件風」であり、一方で、その撮影技法や出来上がった(編集された)映像の、「渚」をモティーフとした美的センスは、さすがに吉松監督ならではのものでした。

 

肝心の「メッセージ性」としては、タイトルに採用した「世界樹」(Yggdrasill=ノルド語らしい)という、アピール度抜群のキーワードと、この一見凡庸な(失礼!)映像内容をリンクさせるためのナレーションなのでありましたが、まあ、その意図が成功していたかどうか・・・。
すみません、6時になってしまいました。時間切れです。はなはだ中途半端ではありますが、ここで中断します。再開は・・・さあ、早くても今夜ですね、すみません。

(続く)

まる一日空きましたが、続けますね。現在12月15日午前2時です。

* * *

この「シナリオなしで撮影開始する吉松方式」(と呼んでいいのかどうか・・・なんせ、映画自体をあまり見ないボクとしてはアマチュア制作の映画は、他にほとんど知らないので)、最初に鑑賞した「夏のネコ」以来ずっと心に懸かっていたのですが、3作目を拝見するに至って、かなり「慣れて」きていることに気付かされました。

と申しますのは・・・実は、たまたま前日(12日)の夜中、「芸北ぞうさんカフェ」で「奇跡のりんご」を皆で見まして・・・豪華キャスト(阿部サダヲ、菅野美穂など)が熱演するとても感動的な秀作ではあったのですが、なんだか「説明がくど過ぎ、ストーリーも演技もありきたり」と感じてしまったのです!

吉松監督の、徹底してimplicit な空気感と、「奇跡のりんご」みたいな、余りにも(と、敢えて言いますね)explicit な表現とを「いいとこ取り」したようなものを、もし万一ボクが「自主制作」するとしたら、作るのかも知れません(いちおう、笑)

* *  *

上映終了のあとの、お二人の若者によるライヴ、とてもよかったです!(ユニットの名前、聞き取れませんでした。どなたか教えて下さ~い)

このライヴでの2曲目、「架空原語」での朗誦がすばらしかった!

このライヴでの2曲目、「架空原語」での朗誦がすばらしかった!

特に、「架空原語」で延々と朗誦なさった若き女性には、なんか「天才」を感じましたね。ロビーに出てから「エスペラントとルーマニア語を混ぜたみたいでしたが・・・」と、その両方ともほんのちょっぴりしか知らないこのボクちゃん、大胆にも質問しましたところ、「もっと西ですよ、イタリア語をもじって・・・」とお答え下さいました。でも、イタリア語なら、さっきの二つよりはマシなボクの耳から判断して、ちと違っていたと感じました・・・特に音韻的に。

まあ、そんな詮索はどうでもよくて、「架空原語」これから「来る」かも・・・と、ちょっと思いました。もっとも、このボクは50年近く前(高校生のころ)にやって、家族や友人達をケムに巻いてましたけどね。

最後に、「出演者のうち、その日にまたまた客席に来てる人々」に混じってステージに登壇なさったJAY(ジャイ)さんと、梅ちゃんこと梅田麻衣子さんのお姿を拝見して嬉しかったです。JAYさんとは、客席でひと言ふた言、そしてロビーで出てからは「相変わらずキレイで長身な」梅ちゃんと少しだけ話しこんでしまいました。

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そのあとの内輪の懇親会に混ざってもいいよ・・・と監督からは言っていただいたのだけど、その前の夜午前3時まで激論だったし、明朝はまた9時に出発しての「山林巡察」の予定があり、それに第一、会費の持ち合わせがなかったため失礼して、会場を去りました。監督、JAYさん、ごめんなさ~い。

(完)

 

2015年12月12日 05:35:00 カテゴリ: 未分類

まずは、さきほど書き始めたFBの書き出し部分から。
* * *
本日(11日、金)も、「日頃できなかったこと」シリーズ3日目で、書きたいこと、書くべきこと満載なんですが、あえて「山口への演奏旅行」がまだ「続く」のままでホッタラカシ、いまだにマリーさんが登場なさってないので、まずはそちらを書き上げますね。
* * *
12月7日01:26の記事、下記のように終わってました。
それ以外の 3 / 4に色々とあったんですよ~、前にも後にも・・・ふふふ。
このエピソード編で、ようやく「末娘」ヴァイオリン・マリーを登場させますので。
(続く)
で、その「続き」です。
まずは「その前」から・・・と行くのが通常ですが、ここでは敢えて「その後」から参りましょう・・・なぜなら、そっちの方がより面白いから。(ごめんなさ~い、ふじさん。「その前」は、必ずいつか書くからね~)
皆さんに見送られ、「ギャラリー楓花」前を出発したのは、既に15時近く・・・ゆーこりんが広島・廿日市のご自宅に帰りつかなければいけない1630まで既に90分ちょい。運転は不死身のゆーこりん、そして助手席は、ややお疲れ気味のボク。
ところが出発して2分も経たぬころ、忘れ物に気付きました。大事な大事なジョギングシューズです。仕方なく元気あふれる運転手さんに頼んでUターン、ついさきほど、泣きの涙(?)でお別れしたふじさんや、そんなことにはお構いなく得意の卓越した弁舌で善良な山口市の皆さんをケムに巻いて悦に入ってる畝さん他皆様に、再びあいまみえることに。
(ちょっと休憩)

2015年12月11日 04:26:23 カテゴリ: 未分類

昨日に続いて「特に予定のない日」でした。唯一の「予定」であったテニスレッスンも雨で中止・・・ということで、昨日が「日ごろ貯めてしまった用事を消化する一日」の野外活動編としますと、今日はその「室内活動編」でした。中身は、もっぱら電話、電話・・・時々パソコン、再び電話、電話・・・今日一日で合計すると数時間は電話で話してたんではないかと。しかも、よくある「暇つぶしのおしゃべり」とは対照的に、全ていわばビジネスがらみ(?)の短い電話を10数本。
その中身の大半は、とてもここに公開できるようなものではありませんが、差し支えないと思われる(かな?)ほんの一部を公開いたしますと・・・。

そもそも小生の本業は、いつかも書いたかもしれませんが「百姓(農林業)」であり、名刺の「肩書き」にもトップにそう書いてあります。

でも、そのどちらも日常的にやってるわけではなく、いわば「気が向いた時に」という感じですから、果たして「本業」と言えたものかどうか、甚だ疑問ではあります。ちなみに「本業」の定義を「もっとも多くの収入をもたらすもの」としますと、全く当たりません。「百姓」からの収入は、ご多分にもれず、ゼロどころかマイナスであります。つまり「道楽」の部類ですな。

その「林業」の方で、先日来大きな動きがありまして、この数日間いちばん多くの時間を費やしています。伐採業者さんと二人で対象となる持ち山(我が家の所有地の中で最大面積、数千坪)を歩いてみたり、その正確な境界線を定めるべく、信じられないほど多くの方々に電話したり、雨の中を訪ねて行ったり・・・実に境界線の確定は至難のワザです。なんせ我らの優秀なる(?)日本国政府も、この「伏谷地区」に関しては、国土調査(国調)を、事実上永久に放棄しているくらいですから。

で、結局は何とかダークホースのようでもあり大本命かもしれないようなおばちゃんの存在を突き止めて、来週月曜日に我が広大な山林で二人っきりでのデイトの約束を取り付けました!

と申しても、一度もお目にかかったことは無く「あんたぁ、○○ちゃんの息子さんじゃろ?」と、電話で懐かしそうにおっしゃるくらいですので、相当のご高齢かと・・・。なんでも、ボクが小学3年生のころ、当時私の担任だったオヤジ(16年前に他界)を○○ちゃんとお呼びあそばすほどのゴーカイなおばちゃんで、隣家のマコトさん(81歳!)によると、「ワシらぁが子供のころから元気な元気なおばさんじゃったよ、山のことぢゃあ、ここらで今生きとりんさる中ぢゃぁ一番詳しいはず」と太鼓判を押すこの女傑さん(失礼!)、月曜日の山奥デイトが楽しみなような、ちとコワイような・・・。

「あのぉ~失礼ですが、1~2時間ヤブの中を一緒に歩いてもらうことになりますが、大丈夫でしょうか・・・」と、オソルオソル訊ねますと、「××ちゃん(小生のこと)、なにゅういいよるんねぇ、うちゃぁこしゃあかがぁどるが、まだまだなんぼぉでもあるくけぇね」(念のために・・・何を言いよるんね、私は腰はまがっとるけど、まだまだいくらでも歩くからね)と、一喝されてしまった・・・推定90歳の「永遠の女傑」さんから。

なんでも55年前、彼女のお父さん(義父さん?)は、当時の私の学校のPTA会長さんだったとか・・・私もうっすらと、そのはげちゃびんの「カイチョーさん」の記憶があります。

写真は、わが山林のgoogleEarthからの写真とおおよその推定境界線です。

わが「なしの木」山(約1町歩)の推定境界線(google earthより)非常に不鮮明で、すみません。

わが「なしの木」山(約1町歩)の推定境界線(google earthより)非常に不鮮明で、すみません。

2015年12月11日 04:21:33 カテゴリ: 未分類

全国的にうららかな晴天で、11月中旬並みの暖かさでしょう・・・という予報のあった昨日(9日)、めずらしく(!)何も予定が入ってなくて、このところバタバタと駆けずり回ってばかりで全く行けてなかった山登りに数週間ぶりに行きたくてたまらない(しかも、明日からしばらくは雨の予報)のをぐっとがまんして、「おにぎり山」の皆さんにお声をかけたけど、なんせ今日の今日、皆さんそれぞれにお忙しくて・・・という事情もあって、溜まっていた草庵周辺の作業を、ひとつひとつ黙々とこなす一日でした。
まずは、洗濯やら布団干しやらのいつもの「主婦」の仕事を済ませたあと、先月23日の「やつうさんの秋祭り」関連で隣の大上まことさんから借りていた貴重な(かつ、かなりのページ数の)資料を、約2キロ離れたコンビニまで出向いてせっせとコピーしてから、ついでに中心部川角(かわすみ、元の砂谷村役場のあったとこ)まで出たついでに金融関係(と言っても、当地では農協と郵便局の二つだけですが)の手続き諸々を済ませ、戻ってくるともうお昼でした。
お昼を食べてから、恒例のコタツ寝的昼寝を20分ほど、いよいよ本日のメインイベント、それこそ「20日間ずっと気にかかっていいた」作業から始めました。
それは・・・もう20日も前に山口のふじさんから送っていただいた野菜の苗を、小さな苗ポットから畑に移植することです。単なる移植なら、それこそ10分もあれば終わる作業ですが、外敵(鳥、獣、そして、多分ネコも)の豊富なこの山間地ならではの防護対策が必要で、それの設営に2時間あまり、やっとこさえた防護ネットは、まあ美的センスを疑われそうなお粗末なものでした。

鳥獣・ペット対策用防護ネットの中に野菜の苗8鉢を移植

鳥獣・ペット対策用防護ネットの中に野菜の苗8鉢を移植

すでに16時。この山あいの地の16時はすっかり日暮れで、一刻の猶予もなく、今朝多忙で果たせなかった日課の朝ランのかわりに、めったにしない「夕ラン」(ゆうらん)を3キロほど。
終える頃にはすっかり暗く、しかも寒くもなり、そのまま風呂に入って晩酌+軽い夕食(写真)を始めますと、20分間の昼寝の甲斐もなく、食べ終わる前に、再びコタツ寝・・・約1時間後に、文字通り「這うようにして」すでにネコらぁが「じぃたん、早くぅ~」と、布団をぬくめながら待ってくれているベッドに潜り込んだのでありました。

晩酌 + 軽い夕食

晩酌 + 軽い夕食

以上、なんの変哲もない、

極めて平和で、

ひとりぼっちで、

そして、うららかな一日の報告でした。