さごたに通信

2011年12月16日 06:55:58 カテゴリ: 未分類

まずベッドに寝かせられて、心電計、血圧計・・その他正体不明の種々のセンサーを装着されて、まずは安静な状態でコントロール・データを取り、そしえいよいよ、そのセンサーから、さながら鍋から吹きこぼれたラーメンの如く這い出した膨大なケーブル群をそのまま引きずる形で、ベッドの隣のトレッドミルの上に立つ。

トレッドミル・・ある方が調べて送って下さった説明によると

「ベルトコンベアの上を歩行し、回転速度や傾斜を次第に増加させることにより運動 負荷を行う。狭心症、不整脈疾患の診断、重症度の評価に用いる。負荷後、シンチグ ラムを行いより検査精度を高める場合もある」

だそうである。ただし、treadmill の元の意味は単に、

「踏み車:人・動物が踏んで回転させる;もと囚人への罰に用いた.」(Google辞書)

とある。かつて囚人が踏んだ回転車を、現代では心臓検査を受ける患者が踏む・・というわけであります。

最初はえらくゆっくり、老人の散歩程度・・・2~3キロ毎時ほどか。まずは慣らし運転なんだな・・でも、その慣らし運転の期間が余りにも長いので、堪りかねてつい一言「あのぉ・・これ、いつも通ってるジムで慣れてマス。普段は10~12キロ毎時くらいでやってるので、もっとスピード上げてくださっていいですヨ。」若い男性技師さん、ちょっと憮然として「今、低速でのデータとってるところですから」 あちゃ~、やっぱし言わなきゃえかった!

しばらくして、ほんのちょっと速くなった・・でもせいぜい6~7キロくらいか。走行板が前に10度ばかり傾斜してるので、若干上り坂を感じ、それなりに運動量は増えるが、まだまだ。表示されている脈拍を見ると、まだせいぜい100程度。また催促しよ~か、いやよしとこう・・の葛藤のあと、ついに9キロまで上げて、数分後には脈拍が一瞬160台まであがった。でも、まだまだ。11・28に倒れたときの「1キロ全力疾走」では、おそらく限界の180近くまではいってたはず。

結局、その160を確認した後は、徐々にスピードを下げ、ついに終了した。この間、約20分間・・「ぶったおれるまで」H医師のご発言)を期待(?)してた私としては、少々不完全燃焼な「囚人への罰」ではあった。

*  *  *

次は、聞きなれない名前の検査・・HUTテストというんである。何の略号ですか?と、担当替わって、やっと(!)若い看護婦さんになったそのひとりに尋ねると、「ヘッドアップ・チルド・テスト」です。え?チルド? アタマを挙げて冷凍するんかいな・・とはつっこまなかった。なぜなら、それがティルト(tilt)を意味することに、すぐに気がついたからである。

その二人に連れられて、今度は3回にあるそのヘッドアップ・・のあるリハビリ室に移動。実は、きょうの3種類の検査の中で、これが最も印象的で、最もアブナイものであった。その詳細については、明日の朝にでも続けます。なんせ、今日は年に一度の楽しい「町内会一日帰り旅行」で、瀬戸内海に面した保養施設グリンピア安浦」まで、町内会の皆さんとともに、観光バスに揺られて行くんであります。戻ったら、その顛末記もぜひ・・・あ、この「ワンダーランド」、必ずカンケツさせますから、ご心配なく(笑)

 

(続く)

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